2007年8月4日土曜日

【輝く風】The days of Daydream


短い1週間だった。
今回のオアフでは、ワイキキ滞在という事もあり、
僕は、早朝や昼間などは妻や子供達と別行動をとる事も多かった。

一人だけでフルサイズのレンタカーに乗り、H-1を75mphでドライブしていると、
「家族」という日常性と、自己の実年齢、現実社会の様々なしがらみなどは
否応なく、それも簡単に窓外に置き去りになってしまう。

現実逃避ではなく、非現実的な「白昼夢」の世界に連れ込まれたような感覚だ。

Northの西の外れのKa'ena Pointまで行き、独特な青色の海を撮った後、
ブッキングミスで泊まれなかったコンドのロケーションが気になって、
Haleiwa Beach Parkに車を停めて、海岸を歩いてみた。

日没にはまだ間があるのに、ビーチは妙に閑散としていた。
キラキラと輝く海面と、逆光でシルエットになった植物たちのけだるそうな姿。
それらが静かに、ただそこに在るだけだった。

白昼夢の日々・・・。
脳裏に倦怠感が入り混じり、陶酔したままで、
視覚だけが敏感さを増し、なんでもない風景にも過剰に反応をしてしまう。

今思うと、あの感覚は、僕が写真を撮る上で、必要不可欠なモノ。
最も充実した時を過ごせる、ステキなモノなのかも知れない。


・・・さて、もうすぐ、その時に撮った陶酔的な写真などを含めた新作写真を、湘南・辻堂のギャラリー
アートスペース・キテーネで展示します。
詳細は、ここをクリック。

ぜひ、ご高覧ください。

待ってます!

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