2010年12月31日金曜日

眠る睡蓮(ウォーターリリー)

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前々回のブログで紫色のウォーターリリーをアップした。

実は僕はこの花が大好きで、今までいっぱい撮ってきたのに、

作品としてはあまり発表していない。

理由は、ちょっと和風だから・・・かな?



この子たちは毎日、昼間は咲いていて、夕方からは眠ってしまう。

朝は僕の方が早起きで、

朝日が昇る頃はまだ花弁をしっかり閉じて眠っている。

上の写真のように、眠る睡蓮はあまりフォトジェニックではない。

でも、暫くすると目覚めて、徐々に花弁を開きはじめる。

白、ピンク、紫、オレンジ、イエローなどの花があるが、

この色(淡いブルー)の花びらはとても珍しい(らしい)。

でも、花が成熟してくると花弁は徐々に白くなっていき、

やがて真っ白な睡蓮に成長するようだ。



一つの群生グループの中に、

比較的ブルーが濃い小さい花(子供の睡蓮)と、

白っぽい大きい花(老人の睡蓮)と、

大きさも色味もその中間の花(若者の睡蓮)が

混じって咲いているところを見ると、

咲き始めから散るまでの一生が結構長そうだと想像できる。



3枚目の写真では、青白い花はかりが集中して

咲いていた場所を撮影したので、

白いお年寄りの睡蓮は写っていない。

陽が西に傾く頃になると、

気が早い花は花弁を閉じ始める。

「寝る子は育つ」・・・そして、

「早寝・遅起き」が長生きの秘訣かもね。

それにしても、「睡る蓮」とは言い得て妙である。

納得、納得。

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さてさて、

今年も一年間、見に来て頂き、ありがとうございました。

できれば、一言でもコメントを残してくれたら

もっと嬉しかったかな。

2011年は1月19日から30日まで、銀座で新作個展を開催します。

できるだけ僕も会場に居るようにしますので、

ぜひともご来展ください。

では、来年も良いお年を!!!

僕も今年以上に頑張りますからねー!

M O T O M U

2010年12月25日土曜日

Purple in Hawaii-2

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一応、メリー・クリスマス!

さて、今回も前回に引き続き「紫色」のものをピックアップ。

と言うのも・・・

「ハワイで紫色と言えば、そりゃジャカランダでしょ!」って

ふっと頭に浮かんでしまって、

これを忘れちゃマズイと思ったワケ。



ジャカランダの木がある有名な場所は、

マウイ島クラの並木かな?

写真はハワイ島のホルアロア辺りで撮ったもの。

毎年、雨期の終わり頃に美しい藤色の花を咲かせる大木で

・・・藤色?・・・日本にも「紫色」の花、あるある!

藤、ラベンダー、スズラン・・・やば、話がソレてる。



ジャカランダはハワイの固有種ではないが、

日系移民の人々には、日本の桜のように愛されていると

聞いたことがある。

逆光に透けるととても美しい紫色の花。



最後の1カットは、ストックで見つけた「ドギツイ系パープル」な花。

ややナニコレ的な花だけど、こんなのもハワイには在るんだね。



それから、プチお知らせ!

12月27日(月)から、新宿の小田急百貨店、本館2階にある

「サンドリーズ・アレー2番街」で、

LINO MAKANI GALLERY & SHOP が始まります。

来年の1月11日までやってますので、

よかったらぜひ遊びに来てください。

2010年12月20日月曜日

PURPLE in HAWAII

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紫色って自然界にはあまり存在しないと思っていた。

ところが、ハワイを撮るようになってから気がついた。

「紫って結構あるんだナ」って。



紫色のウォーターリリーは

たまに見かけるが、

陽に透ける紫色はエレガントで美しい。

そして、海で見た日没後の雲の色。



肉眼ではもう殆ど「夜」にしか見えない時間でも、

カメラは長時間露光でそこにある景色を

映し出してくれる。



ハワイで初めて見て驚いたのは、

ブルージンジャーの花。

紫がかったブルーの花びらの中には

黄色い舌のようなものがあって、

グロカワイイ。

・・・ハワイには「紫色」ってまだまだ有りそうで、

ワクワクする。

2010年12月13日月曜日

Quiet Anini Beach

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12月25日発売予定のハワイスタイル24号、

その中の僕の連載ページ "LINO MAKANI" 第3弾を

昨日、書き終えた。

今回のテーマは、

僕がハワイを本格的に撮り始めた頃に出会った

ある「大波」について。



それに因んだ訳ではないが、

このblogでは逆に、波が全く無くて静か〜な

カウアイ島のアニニビーチを観て欲しい。



早朝、誰もいない海岸の静寂がたまらなく好きで、

ゆっくり散歩しながら撮るのが気持ちいい。

そんな時には波なんて無い方が素敵だったりする。

深い静謐のせいで、

時が止まってしまったかの様な感覚を味わえるから。

2010年12月5日日曜日

Ânuenue(虹)

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このブログ、前回が丁度300回目の投稿だったので、

今回はラッキーアイテムの「虹」をアップ。

ハワイ語では「アーヌエヌエ」と呼ばれている。



日本に較べて、ハワイで虹を見つけるのは確かに簡単な事だと思うが、

大体はいつも不意に現れて、あっという間に消えてしまう。

太陽が空の低い所にいてくれる朝や夕方の方が、

大きくて高い虹を観る事ができる。



早朝、海からしっかりと立ち上がる虹を観た。

とても気分が良く、その日は一日中ハッピーでいられるから、

レインボーパワーって凄い。



何か願い事をすれば本当に叶うかも知れないような気がしてくる。

これから春までハワイは雨期なので、

沢山の虹を観る事ができる「レインボーシーズン」。

ハワイに行ったら虹をたっぷり楽しんで!

2010年11月30日火曜日

Colors of Hawaii

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今日のタイトル、

まるで J-waveのFM番組をパクったようだけど、

ってかマンマパクリじゃないっすか?

でもこれしか思い浮かばなかったので、

内田佐知子ちゃんゴメンなさい、勝手に使わせていただきます。




と言う訳で、本題ですが・・・

ハワイって派手な色のペンキを塗った建物を

あちこちで見かけるけれど、

それがなんだか良く似合っていて、全く違和感がない。

もしも日本でこんな色の建物があったら



絶対に浮きまくって世間から大ヒンシュクだと思うのだが、

その色彩感覚ときたら、僕らには真似できないくらいの

非常識な配色が平気で施されている。

きっと、見た目が楽しければいいじゃん!的なノリでダメなら更に上から塗ってしまえばいいわけよ。





っつーくらいな気楽な事なのだと思う。

しっかし、灼熱の太陽の下で、

真っ赤な壁にドピンクのドアと来て、

そこに星条旗の影が揺れていて、

不思議に暑っ苦しく感じないハワイの空気って

なんなのか???・・・フシギ。

2010年11月24日水曜日

G R E E N i n B L U E



前回、ハワイで観る植物のグリーンが

眩しいほどに輝いているって書いたが、

グリーンって結構好きな人が多い事にビックリした。

てか、嫌いな人はいないだろうな。

なので、今度は、

ハワイの海に現われる「グリーン」を

ぜひ観て欲しいと思った。



JAZZの巨匠、マイルス・ディビスのレパートリーに

"BLUE in GREEN"って言う、スローでなんとなくシュールな楽曲がある。

今日の写真はその逆の "GREEN in BLUE"。

ハワイではよく、深くて鮮やかなブルーの海の中で

とても美しく輝く「グリーン」を観る事がある。

これは、黄色い砂が海中に混じったときや、

岩の海藻が陽を浴びて緑色に輝いているときの現象だと思うが、



陸上の植物が見せるグリーンのダイレクトな「美」に対して、

海底から水の層を透かして波間に浮び上がるグリーンは、

一瞬で消える儚い美しさを持っている。

僕はこの海中のグリーンほど、

ハートを切なく締め付けるカラーを他に知らない。

2010年11月18日木曜日

Shinin' Green



ハワイで観るグリーンは、

なぜこんなにも美しい輝きを放っているのだろう。

鮮やかな緑が陽射しを受けて、

風に揺れながらキラキラしていると、



どうしても僕はそれを撮りたくなってしまう。

なんでもない自然の光景なのに

深い癒しを与えてくれる。



ウルの葉

カロの葉

スパイダーリリーの葉

ヤシ・・・

バナナ・・・

ククイ・・・

ティリーフ・・・

ハワイの輝くグリーンが大大大大大 大〜い好きダイ!

2010年11月12日金曜日

Sunset of POLIHALE(前回から続く)

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そして・・・

ハワイ西端での

日没。







・・・ここに朝まで居てみたいと思った。

地球・・・宇宙・・・

何かが見えてくるような深淵での一夜。

今度は、装備を万全にして、

必ず夜を明かしてみようと思う。

2010年11月6日土曜日

The beach of westernmost in Hawaii

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ニイハウ島を除いたハワイの島々の中で

最西端に位置する、

カウアイ島 ポリハレビーチ。



南北に延びる広大な砂浜の北側には、

ナ(沢山の)パリ(断崖絶壁)コースト(海岸)と呼ばれる

人々を寄せつけない、荘厳な絶景が立ちはだかっている。



ここへの道のりは、

筆舌に尽くしがたく、

行った事のある人にしか味わえないものだ。

恐怖と緊張と好奇心とが入り混じった、

なんだか落ち着かない不思議な心持ちのまま、

かなりの距離を走行しなければならない。

実際にはレンタカーでの乗り入れは禁止されている。

四駆でもスタックしかねない程の赤土と砂でできた泥濘路が延々と続く。

初めて行った時は、雨期で、大雨の後だったから、

泥の大きな水たまりが道路のあちこちに池を作っていて、

真っ白いセダンが褐色に汚れて泥ネズミ。

よくぞ走破できたものだと思う。

そして2度目は乾期。

今度は四駆で行ったが、渇いた赤土は盛大に土煙を巻き上げ、

風に混じって辺りを覆い尽くす。

車はやっぱり土ぼこりで泥ネズミ。



そこまでして行く価値があるのかって?

それは・・・

やっぱり行った事のある人にしか感じることができない

不思議な「何か」があるんだと思う。

でも、けして無理して行かないでくださいね。ポリハレビーチ。

2010年11月1日月曜日

Rabbit Island

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(前回ブログの続き・・・)

ワイマナロの端の海岸で日の出を迎え、

潮風の中を暫く散歩した。



マナナ島の上に昇った太陽から

雲間を透かして一筋の光芒が現れ、

沖の海面を照らしていた。


北側のベローズビーチは海岸線だけが陽光に照らし出されて輝いていた。

オアフ島の東海岸は、毎朝本当に美しく輝く夜明けを見せてくれる。

地球のエナジーをカラダ中に吸収し、癒され、元気をもらえる。

できることなら毎朝でも通いたいぐらいだ。

ワイキキへの帰り道、マカプウの手前でマナナ島を観た。



丁度、光の当たる角度が、

ウサギの様な横顔を浮き立たせていた。

うん、確かに耳を後ろに寝かした時の

ウサギの様に見えなくもない。

目を細めてボーッとした見え方で観ると、

もっとハッキリ「ウサギの横顔」に見えるかな?



このピンボケ画像だとどうだろうか?

しかし、僕にはどーしてもワンコ、

それもラブラドールレトリバーの横顔に見えてしまう。

あなたはどぉ?

2010年10月27日水曜日

Waikiki-Waimanalo

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所用でワイキキに滞在した。

朝暗いうちにH1-EASTに乗って、

ワイマナロを目指す。

ハワイカイもハナウマ湾も素通りし、

サンデービーチやマカプウビーチにも

目もくれずに一路ワイマナロへ。



海辺の豪華な家並みが途切れたすぐ先にある、

最初のビーチパークに、

どうにか日の出前に到着することができた。

今日はここでSUNRISE の海を撮ろう。



と、すぐに、マナナ島(別名ラビット島)の向こうに

陽が昇り始めた。

早い!

ビーチにはローカルの若者が犬を海水浴させにやってきた。

一匹ははしゃいで楽しそうだが、

もう一匹はなんだか気が進まないらしく尻込みしている。



ハワイのローカルは早起きだ。

毎日の日課の始まりが犬の水浴びなのは、

まあ普通の事だが、まだ夜明け前だぜ!

早すぎる!



マナナ島の上に太陽が顔をのぞかせ、

寄せるさざ波にくっきりと影が付きまとうようになる。

そんな時間帯の海の表情が、僕はたまらなく好きだ。

シャッターを切りながらも、心身が癒されていくのが実感できる。

暫くの間、波打ち際を散歩した。

気がつくと太陽はかなり上方に昇っていて、

海辺の芝の上にとても小さなナウパカの木が

たった一本だけ植えられている事に気づいた。



なんだかすごく凛々しく、

逞しく生きているようでカッコ良かった。

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で、お知らせ!

只今、銀座松坂屋さんの4FでLINO MAKANIのギャラリー&ショップ

やってます。

よかったら、遊びにいらしてください。

そして、

「LINO MAKANI 卓上カレンダー2011」が発売されました。

たった500部の限定版!

こちらから申し込むと、直筆サインをお入れします。(イヤなら無理に入れなくてもOK)

2010年10月20日水曜日

Alohaな日曜日


ある日曜日の昼下がりのこと。

外でランチを食べようと、小さなショッピングモールに入って行くと、

中庭からとてもゆったりした美しい歌声のフラソングが聞こえてきた。

石の階段を利用した即席のステージで、真っ黒に日焼けした相当なお年のおばあちゃんが

デュエットで演奏し、横では小さな女の子達がフラを踊っていた。

それは、ハワイの休日にはよく見られる、とても普通の光景なのだが、

この二人のおばあちゃん達が歌うハーモニーは、ビックリする程やさしく、

心の奥に響く、重みと力と暖かみが込められていた。

こんなに田舎の、こんなにローカルな催しで、

どうしてこんなに凄い演奏をする人がいるんだろー!

いやはや驚いた!

ハワイは深い。



そして、周囲を観察すると、

女の子達は、芝生に腰掛けて観ている観衆に

手作りのプルメリアのレイを売り歩き、

ワゴンでは朝に庭で穫れたようなフルーツを並べて売っていた。



小さな女の子は、まだ上手くは踊れないけれど、

演奏に合わせて腰を振り、ハートでフラを表現していた。

めっちゃ可愛かった。

その写真?

ごめん。見とれていて撮るの忘れちゃった。

レイはしっかりゲットして、車のルームミラーに掛けておいたら、

ず〜っとプルのいい香りが僕たちを癒してくれた。

アロハな日曜日、周りのみんなが幸せな気分に浸っていた。

2010年10月13日水曜日

A RAINY DAY

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夜明け前から雨が降り続いていた。

朝になっても雨は止まない。

上空の雲は流れているらしく、

時々陽が射して、辺りが一瞬明るくなるのだが、



またすぐに暗くなってしまう。

昼になっても雨はまだ止む気配がない。

仕方がないので、今日はショッピングに集中する事になった。

小さな町の小さなおみやげ屋さんには、たまに掘り出し物があるらしく、

ワイフはとても楽しそう。

息子がクルマで待っていたいと言うので、

仕方なく僕もクルマに残る。

余談だが、ハワイ州では子供だけを車内に放置すると厳しく罰せられる。

それを誰かに目撃されれば、即、ポリスに通報されるだろう。

と、車外の暗い景色が一瞬明るくなった、

近くの植え込みのグリーンの葉っぱたちが

雨が降る中で一斉にキラキラと輝いている。



雨露に濡れたイモの若葉が陽光を透かして、キャーきれい。

晴天だったら目に留まらない光景だから、

「これがリノ・マカニよ!」と独りで満悦。

結局、夕方まで雨は続き、買い物を終えて帰宅した。

ラナイに出て、暗い外の様子をぼんやり眺めていると、

すぐそこに植わっているホワイトプルメリアの木で、

小さな一輪が咲き始めていた。

まだ黄色味が残る、発育不全ぎみの子・・・。

すると、勢いを失った細くて弱い西日が、

なんと偶然にも、その子だけを照らし始めたのだ。



木々のスキマを縫って射し込んだその光は、

まるで神様が照らしてくれているような

柔らかで優しさに満ちた光だった。

2010年10月7日木曜日

Amazing Glass Beach 2

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前回、このビーチの事をアップしたら、

twitter に、「まるで宝石箱」とか僕には思いもよらなかった言葉で

つぶやいてくれた方がいて凄く嬉しかった。

なので、それなら出し惜しみせずにもっと観て頂こうと思った次第。

まずは、この海岸の景色。



至って普通のビーチである。

と言うより、ハワイにしてはとても地味な景色だよね。

でも、足下の波打ち際をよく見ると・・・



なんか普通の砂浜とは違うキラキラした感じが・・・

でも、グラスビーチって言うくらいだから、

ガラスの破片が一杯で、危険な感じがする。

しゃがんでもっとよく観察すると、

ガラスのつぶつぶは、波に洗われて角が取れ、

裸足で歩いても全くOK。



ちょっと大粒なので足の裏に触れると

めっちゃ気持ちが良いではないか。

肉眼では寄りきれないので、

カメラにマクロレンズを装着して砂粒のアップを撮ってみた。



本当に沢山のカラフルなガラスの粒が、

砂に混じってキラキラと輝いていた。

確かに、まるで宝石箱をひっくり返したようだ。

この下にあるページの写真も合わせて観て頂くと、

より雰囲気がつかめると思う。

あなたもカウアイ島に行く事があったら、

是非ともご自分の目と足で確かめて!

2010年10月3日日曜日

Amazing Glass Beach

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カウアイ島の南岸に、もし近くを通ったら、ついでに見ておきたいビーチがあった。

それが この Glass Beach 。

カウアイ・フリークなら誰でも知っているポピュラーな場所ではある。

MAPにも正式にその名前が載っているということは、俗称ではないらしい。

ポート・アレンからすぐ近くの小さな入り江に、褐色の砂浜の

あまりパッとしない光景が広がっていた。

先客は、子供連れファミリーが二組。

やっぱり不人気なビーチなのだろうか、期待はしていなかったけれど、予想通りだと妙にがっかりする。

それでも、折角立ち寄ったのだから何かがあるかも知れないと思い、子供達が砂遊びをしている入り江の外れ辺りに歩いて行く。

すると、足下の砂粒がキラキラと輝きを発し始めた。

この写真は是非クリックして大きな画像で見て欲しい。


その砂を手ですくい上げてよく見ると、細かく砕けた様々な色をしたガラス粒が、本来の砂粒に大量に混じり込んでいた。

どうしてこのビーチの一角にだけ、こんなにたくさんのガラスが「砂粒」と化して打ち寄せられたのか?

それはきっと、地形と海流の絶妙な関係によって偶然に起きた自然現象なのだろう。

しかし、ハワイの神様のおちゃめなイタズラだと考えた方がシックリ来るような、
ちょっとだけ不思議で、思わず笑顔になってしまう、妙に楽しいビーチであった。

この驚きのビーチ、きっといつまでも忘れられないだろうナ。