2010年10月27日水曜日

Waikiki-Waimanalo

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所用でワイキキに滞在した。

朝暗いうちにH1-EASTに乗って、

ワイマナロを目指す。

ハワイカイもハナウマ湾も素通りし、

サンデービーチやマカプウビーチにも

目もくれずに一路ワイマナロへ。



海辺の豪華な家並みが途切れたすぐ先にある、

最初のビーチパークに、

どうにか日の出前に到着することができた。

今日はここでSUNRISE の海を撮ろう。



と、すぐに、マナナ島(別名ラビット島)の向こうに

陽が昇り始めた。

早い!

ビーチにはローカルの若者が犬を海水浴させにやってきた。

一匹ははしゃいで楽しそうだが、

もう一匹はなんだか気が進まないらしく尻込みしている。



ハワイのローカルは早起きだ。

毎日の日課の始まりが犬の水浴びなのは、

まあ普通の事だが、まだ夜明け前だぜ!

早すぎる!



マナナ島の上に太陽が顔をのぞかせ、

寄せるさざ波にくっきりと影が付きまとうようになる。

そんな時間帯の海の表情が、僕はたまらなく好きだ。

シャッターを切りながらも、心身が癒されていくのが実感できる。

暫くの間、波打ち際を散歩した。

気がつくと太陽はかなり上方に昇っていて、

海辺の芝の上にとても小さなナウパカの木が

たった一本だけ植えられている事に気づいた。



なんだかすごく凛々しく、

逞しく生きているようでカッコ良かった。

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で、お知らせ!

只今、銀座松坂屋さんの4FでLINO MAKANIのギャラリー&ショップ

やってます。

よかったら、遊びにいらしてください。

そして、

「LINO MAKANI 卓上カレンダー2011」が発売されました。

たった500部の限定版!

こちらから申し込むと、直筆サインをお入れします。(イヤなら無理に入れなくてもOK)

2010年10月20日水曜日

Alohaな日曜日


ある日曜日の昼下がりのこと。

外でランチを食べようと、小さなショッピングモールに入って行くと、

中庭からとてもゆったりした美しい歌声のフラソングが聞こえてきた。

石の階段を利用した即席のステージで、真っ黒に日焼けした相当なお年のおばあちゃんが

デュエットで演奏し、横では小さな女の子達がフラを踊っていた。

それは、ハワイの休日にはよく見られる、とても普通の光景なのだが、

この二人のおばあちゃん達が歌うハーモニーは、ビックリする程やさしく、

心の奥に響く、重みと力と暖かみが込められていた。

こんなに田舎の、こんなにローカルな催しで、

どうしてこんなに凄い演奏をする人がいるんだろー!

いやはや驚いた!

ハワイは深い。



そして、周囲を観察すると、

女の子達は、芝生に腰掛けて観ている観衆に

手作りのプルメリアのレイを売り歩き、

ワゴンでは朝に庭で穫れたようなフルーツを並べて売っていた。



小さな女の子は、まだ上手くは踊れないけれど、

演奏に合わせて腰を振り、ハートでフラを表現していた。

めっちゃ可愛かった。

その写真?

ごめん。見とれていて撮るの忘れちゃった。

レイはしっかりゲットして、車のルームミラーに掛けておいたら、

ず〜っとプルのいい香りが僕たちを癒してくれた。

アロハな日曜日、周りのみんなが幸せな気分に浸っていた。

2010年10月13日水曜日

A RAINY DAY

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夜明け前から雨が降り続いていた。

朝になっても雨は止まない。

上空の雲は流れているらしく、

時々陽が射して、辺りが一瞬明るくなるのだが、



またすぐに暗くなってしまう。

昼になっても雨はまだ止む気配がない。

仕方がないので、今日はショッピングに集中する事になった。

小さな町の小さなおみやげ屋さんには、たまに掘り出し物があるらしく、

ワイフはとても楽しそう。

息子がクルマで待っていたいと言うので、

仕方なく僕もクルマに残る。

余談だが、ハワイ州では子供だけを車内に放置すると厳しく罰せられる。

それを誰かに目撃されれば、即、ポリスに通報されるだろう。

と、車外の暗い景色が一瞬明るくなった、

近くの植え込みのグリーンの葉っぱたちが

雨が降る中で一斉にキラキラと輝いている。



雨露に濡れたイモの若葉が陽光を透かして、キャーきれい。

晴天だったら目に留まらない光景だから、

「これがリノ・マカニよ!」と独りで満悦。

結局、夕方まで雨は続き、買い物を終えて帰宅した。

ラナイに出て、暗い外の様子をぼんやり眺めていると、

すぐそこに植わっているホワイトプルメリアの木で、

小さな一輪が咲き始めていた。

まだ黄色味が残る、発育不全ぎみの子・・・。

すると、勢いを失った細くて弱い西日が、

なんと偶然にも、その子だけを照らし始めたのだ。



木々のスキマを縫って射し込んだその光は、

まるで神様が照らしてくれているような

柔らかで優しさに満ちた光だった。

2010年10月7日木曜日

Amazing Glass Beach 2

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前回、このビーチの事をアップしたら、

twitter に、「まるで宝石箱」とか僕には思いもよらなかった言葉で

つぶやいてくれた方がいて凄く嬉しかった。

なので、それなら出し惜しみせずにもっと観て頂こうと思った次第。

まずは、この海岸の景色。



至って普通のビーチである。

と言うより、ハワイにしてはとても地味な景色だよね。

でも、足下の波打ち際をよく見ると・・・



なんか普通の砂浜とは違うキラキラした感じが・・・

でも、グラスビーチって言うくらいだから、

ガラスの破片が一杯で、危険な感じがする。

しゃがんでもっとよく観察すると、

ガラスのつぶつぶは、波に洗われて角が取れ、

裸足で歩いても全くOK。



ちょっと大粒なので足の裏に触れると

めっちゃ気持ちが良いではないか。

肉眼では寄りきれないので、

カメラにマクロレンズを装着して砂粒のアップを撮ってみた。



本当に沢山のカラフルなガラスの粒が、

砂に混じってキラキラと輝いていた。

確かに、まるで宝石箱をひっくり返したようだ。

この下にあるページの写真も合わせて観て頂くと、

より雰囲気がつかめると思う。

あなたもカウアイ島に行く事があったら、

是非ともご自分の目と足で確かめて!

2010年10月3日日曜日

Amazing Glass Beach

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カウアイ島の南岸に、もし近くを通ったら、ついでに見ておきたいビーチがあった。

それが この Glass Beach 。

カウアイ・フリークなら誰でも知っているポピュラーな場所ではある。

MAPにも正式にその名前が載っているということは、俗称ではないらしい。

ポート・アレンからすぐ近くの小さな入り江に、褐色の砂浜の

あまりパッとしない光景が広がっていた。

先客は、子供連れファミリーが二組。

やっぱり不人気なビーチなのだろうか、期待はしていなかったけれど、予想通りだと妙にがっかりする。

それでも、折角立ち寄ったのだから何かがあるかも知れないと思い、子供達が砂遊びをしている入り江の外れ辺りに歩いて行く。

すると、足下の砂粒がキラキラと輝きを発し始めた。

この写真は是非クリックして大きな画像で見て欲しい。


その砂を手ですくい上げてよく見ると、細かく砕けた様々な色をしたガラス粒が、本来の砂粒に大量に混じり込んでいた。

どうしてこのビーチの一角にだけ、こんなにたくさんのガラスが「砂粒」と化して打ち寄せられたのか?

それはきっと、地形と海流の絶妙な関係によって偶然に起きた自然現象なのだろう。

しかし、ハワイの神様のおちゃめなイタズラだと考えた方がシックリ来るような、
ちょっとだけ不思議で、思わず笑顔になってしまう、妙に楽しいビーチであった。

この驚きのビーチ、きっといつまでも忘れられないだろうナ。