2008年2月12日火曜日

【Hawaiian Plants】Flower of Agave

以前、紹介した事がある「AGAVE」
日本名を竜舌蘭と言い、100年に一度花を咲かせ、
その後、株ごと枯れて一生を終えると言われている。

オアフの西のはずれ、カエナの海岸では、トゲのある巨大な葉を広げ、その中心から5〜6メートルも上にまっすぐ延びた茎の先に、線香花火を上下逆にしたようなカタチで花を咲かせている野生の品種を見かける事がある。(モーハ壁紙参照)
あれもけっこうグロテスクだったりするが、この写真の品種は、比較的小ぶりなツルっとした葉が美しく、日本でも高価な観葉植物として人気がある。

葉っぱだけのAGAVEは、本当に美しくて絵になるが、以前ハワイ島のヒロで初めて花が咲いているのを見て、ガッカリしたことがあった。
2メートルほどの茎に小さな白い花が、下から咲きはじめ、上に向かって咲いて行くのだが、咲き終わった花は下から茶色く枯れて散らずに残るため、
なんだか汚く見えるのだ。
あの時は、「どんな花が咲くのかな?」と期待していただけに、
「実際はこんなだったのか、見なければ良かったヨ」と思ってしまった。

ところが、今回見たAGAVEは違った。
なんと、咲き始めたばかりのとても美しい子だった。



なので、このブログでもお見せしたくなってしまった訳だ。

2枚目の写真は、その花芽の先端部分。
下から徐々に花開き、ここまで咲ききって、その生涯を閉じるのだ。

100年に一度というのは大袈裟らしく、
実際には10年〜20年で一度だけ花を咲かせ、
その後、大往生するということなのだが、
その前に自分の子株をもうけ、しっかり子孫を残すというから偉い。

・・・今日はなんだか植物図鑑的な内容になってしまった。

でも、この子を見つけた時は本当に嬉しかったんだから!!

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